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お箸の練習は何歳から?時期の目安と手先が器用になる遊びも紹介

お箸の練習は何歳から?時期の目安と手先が器用になる遊びも紹介

目次

そろそろお箸を使わせたほうがいいのかな?」と、子どもの食事風景を見ながら気になり始めたママ・パパ必見♪

この記事ではお箸の練習を始める時期や、正しい持ち方の教え方、手先を器用にする遊びまでまとめて紹介します。

お箸の練習を始める目安は、一般的に手や指の発達が進んでくる3〜4歳頃とされていますが、それぞれの成長によって異なります。お箸デビューのタイミングは、指先を細かく動かす力やスプーンの持ち方など、発達サインを確認することが大切です。

【助産師】代田佳恵

記事の監修者:代田 佳恵(しろたよしえ)
【実績】
延べ2万人以上の親子をサポート
渋谷区を中心に活動している出張専門の助産師。
妊娠から卒乳までのサポートを提供し、お宅に伺って母乳相談、産後ケア、育児相談など行っています。
産前産後ヨガ、ベビーマッサージクラスなども開催してます。

お箸の練習は何歳から?始めどきを見極める3つのサイン

お箸を使い始める時期は、年齢よりも子どもの手指の発達度で判断するのがポイントです。練習を始めてよいかを見極める3つのサインを紹介します。

お箸に興味を持ち始めたら練習スタートの合図

2〜3歳頃になると、ママパパや兄弟がお箸を使っている様子を見て「自分もやりたい」と言い出す子どもが増えてきます。

この「やりたい」という気持ちこそ、お箸の練習を始める絶好のタイミング。興味がないまま無理に持たせても、嫌がって練習が続かないケースが少なくありません。

子どもの「自分もお箸で食べたい」という意欲が、上達への一番の近道なので、まずはお箸に触れる機会を作り、興味を引き出すことから始めてみてください。

スプーンを鉛筆持ちできたら手先の準備はOK

お箸を正しく持つには、親指・人差し指・中指の3本を別々に動かす力が必要です。

この力が備わっているかどうかは、スプーンの持ち方を見ればわかります。上から握る「わしづかみ」ではなく、鉛筆を持つように下から支える「ペングリップ」でスプーンを使えていれば準備は十分でしょう。逆にまだわしづかみの段階なら、お箸よりも先にスプーンの持ち方を練習するほうが近道になります。

▼助産師からのアドバイス
早くお箸を使えるようになってほしいと早めに練習するより、まずはスプーンやフォークを正しく持って使えるよう練習することが大切です。慌てずに進めていきましょう。

【助産師】代田佳恵

チョキができれば指の分離も十分

例えば、じゃんけんのチョキができるかどうかも、お箸の練習を始める目安のひとつです。これは指を1本ずつバラバラに動かす「指の分離」ができている証拠で、上下の箸を別々に動かすために必要な指のコントロール力が育っているサインです。

※出典:相模原市の療育施設情報サイト「作業療法士さんに聞く~よくある発達相談シリーズ~【第1回お箸の持ち方】」https://hattatsu-mikata.com/ohashi/

お箸の持ち方の教え方

お箸の持ち方は、最初から2本を持たせるのではなく段階を踏んで教えると身につきやすくなります。焦らず、一つひとつのステップを楽しみながら進めていきましょう。

まずは1本の箸を鉛筆のように持つ練習から

最初のステップは、お箸1本だけを使った練習です。鉛筆を持つのと同じ要領で、親指・人差し指・中指の3本で軽く支えてみましょう。この持ち方は「上の箸」の動きと同じなので、1本で安定して動かせるようになれば大きな進歩といえます。

テーブルの上のビーズや丸めたティッシュを箸先で押したり動かしたりする遊びを取り入れると、楽しみながら感覚をつかめるでしょう。

2本目を添えて開閉する動きを覚える

1本が安定したら、2本目のお箸を添えます。下の箸は親指の付け根と薬指で固定し、動かさないのがコツです。上の箸だけを動かして、箸先を開いたり閉じたりする練習を繰り返してみてください。

最初は箸先をテーブルにつけた状態で開閉すると安定しやすくなるでしょう。大人が隣で手本を見せながら一緒にやると、子どもが動きをまねしやすくなるのでおすすめです。

食事で使うのは短時間からスタート

開閉の動きに慣れてきたら、実際の食事で試してみましょう。ただし、最初から全部をお箸で食べようとすると、子どもが疲れてしまいがちです。「最初の3口だけお箸で食べてみよう」など、短い時間に区切って取り入れるのが長続きのコツです。

つまみやすいゆでブロッコリーや角切りのにんじんなど、適度な硬さで滑りにくい食材を用意してあげると成功体験を積みやすくなります。

▼助産師からのアドバイス
上手にできたからと言って最初から長くしてしまうと嫌になってしまうので、1分から3分、3分から5分というように、だんだん長くしていけるといいですね。食事の最初に取り入れることで集中して練習することができます。

【助産師】代田佳恵

手先が器用になる遊びでお箸の上達をサポート

お箸の動きに必要な手指の力は、日常の遊びの中でも十分に鍛えられます。食事以外の時間にできるトレーニングを取り入れてみてください。

積み木・ブロック・粘土でつまむ力を鍛える

積み木やブロックを組み立てる動作は、指先に力を入れてつまむ練習になります。特にブロックを外す動きは、親指と人差し指にしっかり力を込める必要があるため、お箸を持つ筋力の土台づくりに最適です。

粘土遊びも、こねる・ちぎる・丸めるといった動作で指先の感覚が磨かれます。1歳半〜2歳頃からこうした遊びを積極的に取り入れておくと、3歳以降のお箸デビューがスムーズに進みやすくなるでしょう。

▼手先を鍛えるおすすめの遊び

シール貼りやお絵かきで指先のコントロール力をつける

シールを台紙から剥がして貼る動作は、親指と人差し指を使った繊細な作業です。狙った場所に正確に貼ろうとすることで、指先の力加減を調整する力も自然に身につきます。

お絵かきも同様に効果的で、クレヨンや色鉛筆を正しく持つ練習がそのままお箸の持ち方に直結します。力の入れ具合で線の太さが変わる体験を通じて、子どもは指先のコントロール感覚を楽しく学べるはずです。

トング遊びでお箸の動きを疑似体験する

料理用のトングや洗濯バサミを使った遊びは、お箸の開閉動作にとても近い動きを再現できます。

トングで小さなポンポンやおままごとの食材をつまんでお皿に移す遊びは、子どもが夢中になりやすいのも魅力です。トングは指の力が弱い段階でも扱いやすく、「つまめた」という達成感が得られやすいため、お箸の練習前のウォーミングアップとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

子どもに合ったお箸の選び方とトレーニング箸の活用法

お箸選びは、子どものやる気や上達スピードに直結します。手の大きさに合ったサイズと、発達段階に応じたタイプを選んであげましょう。

お箸のサイズは「手の長さ+3cm」が目安

子ども用のお箸を選ぶ際は、手の大きさに合った長さを基準にしましょう。目安は「手首から中指の先までの長さ+3cm」で、この長さが最も持ちやすいとされています。

▼年齢別のお箸サイズの目安

年齢身長の目安お箸の長さ
2〜3歳〜100cm13cm
3〜4歳100〜110cm14.5cm
5〜6歳110〜120cm16cm

※上記は一般的な目安です。手の大きさには個人差があるため、実際に測って選ぶことをおすすめします。

素材はプラスチック製と木製がありますが、滑りにくさを重視するなら木製がおすすめです。食べ物をつかむ感覚がつかみやすく、練習中のストレスを減らせます。

トレーニング箸の種類と普通の箸への移行タイミング

トレーニング箸には大きく分けて「リング付き連結タイプ」と「補助つき非連結タイプ」の2種類があります。

リング付きは2〜3歳の初期段階に向いており、指を入れるだけで正しい位置を覚えられるのが特徴です。4〜5歳になって指先の力がついてきたら、補助が少ないタイプへステップアップしていきましょう。

お箸を何歳から使えるかは個人差がありますが、小学校入学前までに普通のお箸で食事ができていれば問題ありません。トレーニング箸に頼りすぎず、慣れてきたら早めに切り替えるのがポイントです。

お箸の練習でやりがちなNG行動と対処法

お箸の練習は親にとっても根気がいるもの。よかれと思ってやっていることが逆効果になるケースもあるため、気をつけたいポイントを確認しておきましょう。お箸の練習を始める前に、箸は先がとがっていて危ないので、もって歩き回らない、振り回さないなどのお約束をしておくことも大切です。

無理強いや厳しい指摘は食事嫌いの原因に

お箸を短く持っている、指の位置が違うなど、気になる点をその都度指摘したくなる気持ちはわかります。しかし、まだ慣れない段階であれこれ言われると、子どもは混乱してしまいかねません。

伝えることは1回の食事につき1つだけに絞り、できたときにはしっかり褒めてあげてください。お箸の練習が嫌になると食事そのものを嫌がる原因にもなるため、楽しい雰囲気を保つことを最優先にしましょう。

周りの子と比べず自分の子のペースを大切にする

同じ月齢の子がお箸を使えていると聞くと「うちはまだ大丈夫かな」と焦りを感じるかもしれません。しかし手先の発達には個人差が大きく、3歳で上手に使える子もいれば5歳から本格的に始めて問題ない子もいます。

お箸が使えるようになる年齢は、子どもの発達ペースによってさまざま。焦って早く始めるより、手先の準備が整ったタイミングで始めるほうが結果的にスムーズに上達できます。

よくある質問|お箸の練習にまつわる疑問

左利きの子どもは右手に矯正すべき?

無理に矯正する必要はありません。左利きは脳の特性によるもので、本人が自然に使いやすい手で練習するのが最も上達しやすい方法です。左利き用のトレーニング箸も販売されているため、子どもの利き手に合わせて選んであげましょう。

トレーニング箸はいつ卒業すればいい?

目安として、リング付きのトレーニング箸を使わなくても箸先で食べ物を安定してつまめるようになったら、普通のお箸に切り替えるタイミングです。トレーニング箸に頼る期間が長すぎると、補助なしでは持てなくなることもあるため、少しずつ補助を減らしていくとよいでしょう。

間違った持ち方を覚えてしまったら?

一度ついた癖を直すには時間がかかりますが、根気よく取り組めば大丈夫です。叱るのではなく、「こう持つともっと上手につまめるよ」と前向きに伝えるのがポイント。

トレーニング箸に一度戻して、正しい指の位置を体に覚え直させる方法も有効です。食事中だけでなく、遊びの時間にスポンジや豆をつまむ練習を取り入れると、自然に正しい持ち方が身につきます。

まとめ|お箸の練習は焦らず子どものペースで始めよう

お箸の練習をいつから始めるかは、多くのママが悩むテーマです。年齢だけにとらわれず、子どもの手指の発達サインを見ながらタイミングを見極めることで、親子ともにストレスなく練習を進められますよ。

▼この記事のまとめ