「そろそろ何か習い事を始めたほうがいいかな」
と悩んでいる保護者の方は多いのではないでしょうか。
調査によると、習い事を始める家庭は3〜5歳に集中しており、中でも4歳が最多の開始年齢です。
ただし、ジャンルによって適した時期は異なるため、「うちの子にはいつがベストか」を見極めることが欠かせません。
この記事では、保護者アンケートのデータをもとに年齢別のおすすめから費用の目安、共働き家庭の工夫まで、後悔しない始め方を解説します。
※出典:ベネッセ教育情報「習い事、何歳から始めてる?初めての習い事やきっかけは?【保護者のホンネ】」https://benesse.jp/kosodate/202403/20240307-1.html
本記事でわかること
・習い事は何歳から始める家庭が多い?調査データで解説
・【年齢別】おすすめの習い事と始めどきの目安
・後悔しない習い事の選び方と始め方のコツ
・共働き家庭が習い事を続けるための工夫
習い事は何歳から始める家庭が多い?調査データで解説
子どもの習い事をいつから始めるかは、家庭ごとに事情が異なるもの。まずは保護者アンケートの結果から、開始年齢・人気ジャンル・費用の実態を確認してみましょう。
習い事の開始年齢は3〜5歳が約60%を占める
ベネッセが保護者947名を対象に実施したアンケートでは、初めて習い事を始めた年齢は4歳が22.0%で最多でした。次いで3歳が19.4%、5歳が19.3%と続き、3〜5歳の合計で全体の約60%に達しています。
0〜2歳から始める家庭も15.4%あり、近年は早期スタートの傾向もみられます。「まだ早いかも」と迷っている方も、周囲と比べて焦る必要はありません。
▼習い事の開始年齢と割合
| 開始年齢 | 割合 |
| 0〜2歳 | 15.4% |
| 3歳 | 19.4% |
| 4歳(最多) | 22.0% |
| 5歳 | 19.3% |
| 小学校以降 | 22.8% |
※出典:ベネッセ教育情報「習い事、何歳から始めてる?初めての習い事やきっかけは?【保護者のホンネ】」https://benesse.jp/kosodate/202403/20240307-1.html
人気の習い事ランキングTOP5
初めての習い事に、どんなジャンルを選んでいる家庭が多いのかも気になるところ。ベネッセの同調査によると、初めての習い事として最も多くの家庭が選んだのは水泳(29%)で、2位はピアノ・電子オルガン(19%)という結果に。また、大黒屋が実施した別の調査では、4〜6歳の未就学児に限ると英語・水泳・体操が同率1位という結果も出ています。
※出典:ベネッセ教育情報「習い事、何歳から始めてる?初めての習い事やきっかけは?【保護者のホンネ】」 https://benesse.jp/kosodate/202403/20240307-1.html
出典:株式会社大黒屋「子どもの習い事の費用は月平均18,627円!1,000人調査の結果を年齢別に紹介」https://www.dai-kokuya.co.jp/article/money-investigation/child-lesson-fee/
▼初めての習い事で選ばれているジャンルTOP5(ベネッセ調査より)
| 順位 | 習い事 |
| 1位 | 水泳 |
| 2位 | ピアノ・電子オルガン |
| 3位 | 英語・英会話 |
| 4位 | 体操・新体操 |
| 5位 | サッカー・フットサル |
※出典:ベネッセ教育情報「習い事、何歳から始めてる?初めての習い事やきっかけは?【保護者のホンネ】」 https://benesse.jp/kosodate/202403/20240307-1.html
習い事にかかる費用の目安は未就学児で月約1万円
習い事をしている4歳〜高校生の子どもがいる保護者1,000人を対象にした調査によると、4〜6歳の未就学児の習い事にかかる月額費用は平均10,146円でした。小学生になると学年が上がるにつれて費用も増え、低学年で平均14,551円、高学年では19,315円まで上昇するため、長期的な家計への影響も考慮しておきたいところです。
習い事の数を増やせばその分だけ費用もかさむので、最初から複数を詰め込むのではなく、ひとつ始めて様子を見る進め方がおすすめです。
※出典:株式会社大黒屋「子どもの習い事の費用は月平均18,627円!1,000人調査の結果を年齢別に紹介」https://www.dai-kokuya.co.jp/article/money-investigation/child-lesson-fee/
【年齢別】おすすめの習い事と始めどきの目安
同じ習い事でも始めどきを間違えると長続きしにくくなります。ここでは4つの年齢帯に分けて、それぞれに合った習い事を紹介します。
0〜2歳はリトミックやベビースイミングで親子体験
0〜2歳はまだ一人で参加するのが難しいため、親子で一緒に楽しむプログラムが中心。リトミックやベビースイミング、音楽教室などが代表的で、身体感覚やリズム感の土台をつくるのに適した時期にあたります。
この年齢では「何かを上達させる」よりも、親子のスキンシップや新しい刺激に触れること自体に意味がありますよ。「習い事デビュー」と気負わず、親子のお出かけ先がひとつ増えるぐらいの感覚で始めてみてくださいね。
▼0〜2歳におすすめの習い事
- リトミック:音楽に合わせて体を動かす親子プログラム
- ベビースイミング:水への恐怖心を和らげ、体力づくりにつながる
- 音楽教室:歌やリズム遊びで聴覚の発達をサポートできる
3〜4歳は習いごとの始めどき。人気は水泳・英語・体操
3〜4歳は言葉の理解が進み、先生の指示を聞いて行動できるようになる時期です。保護者と離れてのレッスンにも少しずつ慣れてくるため、本格的な習い事のスタートに最も適した年齢帯といえるでしょう。
スイミングは全身の体力づくりに役立ちます。英語は音を聞き分ける力が高い幼児期のうちに触れておくと吸収が早く、体操教室では基礎的な運動能力を楽しみながら伸ばせますよ。
▼3〜4歳におすすめの習い事
- スイミング:全身運動で体力と協調性を同時に伸ばせる
- 英語・英会話:幼児期に始めると英語の音を自然に吸収しやすい
- 体操教室:走る・跳ぶ・回るなどの基本動作を楽しみながら習得できる
5〜6歳はピアノや書道など集中力を活かした習い事を
5〜6歳になると「座って取り組む」作業への集中力が伸びてくるため、ピアノや書道などじっくり型の習い事を始めやすくなります。5〜6歳は心身ともに成長が進む時期。この時期にさまざまな体験をさせたいと考える保護者も多いようですね。
特にピアノは指先の細かい動きと楽譜を読む作業を同時に行うため、集中力や記憶力のトレーニングとしても効果が期待できるでしょう。
▼5〜6歳におすすめの習い事
- ピアノ:指先の細かな動きと集中力を同時に鍛えられる
- 書道:正しい姿勢と文字を丁寧に書く習慣が身につく
- プログラミング教室:論理的思考力を遊び感覚で伸ばせる
小学生以降は本人の興味に合わせて選ぶ
小学生になると子ども自身の「やりたい」「やりたくない」がはっきりしてきます。この段階では、保護者がジャンルを決めるよりも本人の意思を尊重する方が長続きしやすくなりますよ。学年が上がるにつれてサッカーや野球などチームスポーツに興味を持つ子も増えるため、友達と一緒に始めるきっかけも上手に活用してみてくださいね。
後悔しない習い事の選び方と始め方のコツ
年齢別の目安がわかっても、「この選び方で合っているの?」と不安になることはありませんか。ここでは、後悔しないための判断基準を3つに絞って紹介します。
習い事の数は年少で1〜2個が無理のない目安
「周りが複数やっているから、うちも増やさなきゃ」と焦る保護者は少なくありません。しかし、年少〜年中の時期は1〜2個に絞るのが無理のない目安です。習い事が多すぎると子どもの自由な遊び時間が減り、かえってストレスの原因になる場合も。
まずはひとつの習い事がしっかり楽しめている状態か確認してから、次を検討するぐらいのペースで問題ありません。
子どもが「楽しい」と感じるかを最優先にする
「将来役に立つから」という理由だけで選ぶと、子ども自身が楽しめず長続きしにくくなります。幼児期の習い事で最も意識したいのは、本人が「またやりたい」と思えるかどうか。嫌々通っている状態では学習効果も上がりにくいため、笑顔で取り組んでいるかをよく観察してみてください。
「好き」を入り口にすることで、集中力や継続力が自然と育っていきますよ。
体験レッスンで子どもとの相性を確認する
同じジャンルの習い事でも、教室の雰囲気や先生との相性によってお子さまの反応は大きく変わります。入会前に体験レッスンを受けて、実際の環境を親子で確認するのが失敗を防ぐコツですね。
チェックポイントとしては、「先生がお子さまの目線に合わせて話しているか」「教室の安全面に配慮があるか」「通いやすい距離にあるか」の3点を特に確認しておきたいところです。複数の教室を比較してから決めると、入会後に「思っていたのと違う」と感じるケースを減らせますよ。
共働き家庭が習い事を続けるための工夫
パパもママも仕事をしているご家庭の場合、習い事の送迎や時間のやりくりは大きな課題ではないでしょうか。ここでは負担を減らしながら習い事を続ける具体的な方法を紹介します。
送迎バスや近隣教室を活用して負担を減らす
共働き家庭の場合、平日の送迎が最大のハードルになるケースが多いですよね。この問題を解決する手段として、送迎バス付きの教室を選ぶ方法があります。スイミングスクールや大手の英語教室では送迎サービスを提供しているところも多く、保護者の負担を大幅に軽減できます。また、自宅や保育園の近隣にある教室を選ぶだけでも、移動時間を最小限に抑えられます。
▼送迎負担を減らす方法
- 送迎バス付きのスクールを選ぶ
- 自宅・保育園から徒歩圏内の教室を探す
- 土日開講のクラスを活用して休日にまとめる
- 祖父母やファミリーサポートに協力を依頼する
自宅でできる習い事なら時間の制約がない
送迎も時間調整も難しい場合は、自宅で取り組める習い事を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。近年はオンライン英会話や通信教材など、場所を選ばない学習サービスが充実してきました。
特に英語は「毎日少しずつ触れる」ことで効果が高まるため、教室通いよりも自宅学習の方が向いているケースもありますよ。子どもが小さいうちは送迎の負担が大きいため、まずは自宅で取り組める習い事から始めてみるのもひとつの方法です。
よくある質問|子どもの習い事の年齢に関する疑問
習い事の年齢について、よくある疑問を3つピックアップしました。
習い事を始めるのに「遅すぎる」はある?
結論から言えば、「遅すぎる」はありません。開始年齢は3〜5歳が多いですが、小学生から始めるお子さんも多くいます。本人が「やってみたい」と思ったタイミングがベストです。
子どもが嫌がったらやめさせるべき?
まずは嫌がっている理由を聞くことから始めてみましょう。「先生が怖い」「友達がいない」など環境の問題であれば、教室を変えることで解決する場合もあります。一方、習い事そのものに興味を失っているなら、無理に続けるよりも別のジャンルを試す方が前向きな選択ですよ。
英語の習い事は何歳から始めるのが効果的?
一般的に、幼児期は英語の音を聞き分ける力が高いとされています。日本語にない英語の音を自然に吸収できる時期のため、早い段階から英語に触れておくメリットは大きいですね。教室に通う方法だけでなく、自宅で英語の歌や絵本に触れる「おうち英語」からスタートする方法もありますよ。
子どもの習い事は年齢に合わせて無理なく始めよう!
子どもの習い事は「いつから始めるか」よりも、その子に合った時期とジャンルを見極めることが大切です。楽しんで続けられる習い事を、一緒に探してみてはいかがでしょうか。
▼この記事のまとめ
- 習い事の開始年齢は3〜5歳が約60%で、4歳が最多
- 0〜2歳は親子プログラム、3〜4歳から本格スタートが目安
- 数は年少で1〜2個に絞り、お子さまの「楽しい」を最優先に
- 共働き家庭は送迎バスや自宅学習で負担を軽減