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【助産師監修】母子手帳はいつもらう?申請方法や使い方を詳しく解説

【助産師監修】母子手帳はいつもらう?申請方法や使い方を詳しく解説

目次

プレママになると、一番初めにもらうアイテムが「母子手帳」。

母子手帳っていつもらうの?」
「母子手帳の使い方が分からない。」

そんなママのために、下記の内容を分かりやすく解説します。

この記事でわかること
・母子手帳の役割
・母子手帳のもらい方
・電子化された母子手帳とは

【助産師】代田佳恵

記事の監修者:代田 佳恵(しろたよしえ)
【実績】
延べ2万人以上の親子をサポート
渋谷区を中心に活動している出張専門の助産師。
妊娠から卒乳までのサポートを提供し、お宅に伺って母乳相談、産後ケア、育児相談など行っています。
産前産後ヨガ、ベビーマッサージクラスなども開催してます。

母子手帳とは?

母子手帳は医療機関で「妊娠している」と診断されると、住民票のある役所や保健センターなどでもらえる手帳です。

母子手帳の役割は、ママと赤ちゃんの健康の記録がメイン。妊娠中~6歳頃(小学校入学前)まで使い、主に下記の内容が記載されます。

  • 妊娠中の体調
  • 検診の結果
  • 出産した時の記録や産後の経過
  • 赤ちゃんの発育・健康状態
  • 予防接種歴

母子手帳は、ママと赤ちゃんの健康を記録していく大事な記録帳です。

母子手帳のもらい方と一緒にもらえるもの

母子手帳の交付と同時に、各自治体の公的サービスが利用できるようになります。

妊婦健康診査の受診票や超音波検査の受診券、妊婦さん向けの情報冊子などが母子手帳と一緒に配布されることが多いようです。もらい方はとても簡単なので、下記を参考にしてください。

妊娠が確定した時点で手続きをしよう!

妊娠が確定したら、できるだけ早めに母子手帳の交付手続きをしましょう。

一般の妊娠検査薬で陽性反応が出たらではなく、医療機関で赤ちゃんの心拍が確認でき「妊娠している」と診断されることが必要です。

また、母子手帳をもらうことで公的なサポートやサービスを利用できる点もメリットです。ママはもちろんパパも赤ちゃんとママの健康状態を把握できるので、忘れずに申請しましょう♪

手続きする場所と具体的な流れ

母子手帳は、お住まいの役所や保健センターで申請・交付の手続きができます。
具体的な流れは、下記の通り。

  • 産婦人科で診察を受ける
  • 医者から「妊娠届出書」を発行してもらう
  • 妊娠届出書を受け取ったら役所の窓口で手続きを行う
  • 申請書類を提出(本人確認書類)
  • 手続きが完了後その場で交付

妊娠が確定したら産婦人科から妊娠届出書をもらえるので、それを持って役所に行きましょう。

窓口では地域ごとのサポート体制についてのお話しや、ママの状況に合わせたアドバイスがもらえることも。地域によって違いがあるので、役所や保健センターへ事前に問い合わせしてみましょう♪

母子手帳と一緒にもらうものとは

母子手帳と一緒に、主に以下のものがもらえます。

  • 妊婦健康診査受診券
  • 出生連絡票
  • 新生児検査受診券
  • 育児に関するガイドブック
  • 予防接種スケジュール表
  • 健康管理チェックリスト
  • 役所などの連絡先
    ※地域によって異なります。

妊娠中の定期的な検診に使えるクーポン券子育てのアドバイスが記載された冊子がもらえる地域もあります。

また、プレママのためのプレゼントを多数用意している、マタニティストラップ入りのプレゼントブック「ハッピープレママ」がもらえる自治体も♪

母子手帳の申請に必要な書類

役所や保健センターで手続きをする際に必要な書類は、ここで確認しましょう。
妊娠届出書以外にも、身分証明書印鑑が必要な地域もあります。忘れてしまうと再度役所に足を運ばなければならないので、事前に準備しておきたいですね。

本人確認書類

母子手帳を申請する際には、以下の書類が必要です。

必要書類詳細
妊娠届出書産婦人科で妊娠が確認された際に発行される書類
身分証明書・マイナンバーカード
・運転免許証
・パスポートなど
印鑑一部の地域では印鑑が必要になることがあります

これらの必要書類を揃えて役所の窓口で手続きすると、その場で母子手帳を受け取ることができます。母子手帳を受け取ったら、すぐに名前や連絡先、普段飲んでいる薬や既往歴などを記載しておきましょう。

オンラインで申請ができる自治体もあるので、お住まいの自治体のHPをチェックしてみてくださいね。

新型!新たな母子手帳が登場

従来の紙の母子手帳に加え、スマートフォンで利用できる「デジタル母子手帳」が登場しています。これによりママやパパは、いつでも簡単に赤ちゃんの健康情報を管理できるようになりました。新しいデジタル母子手帳の特徴とそのメリットについて解説しますので、参考にしてみてくださいね。

デジタル化された母子手帳

母子健康手帳デジタル版は、スマートフォンやタブレットでいつでも利用できるアプリのことです。2018年から母子保健情報の電子化が進められ、2021年には民間PHR事業者との連携が開始されました。

【母子健康情報の電子化について】厚生労働省
引用元:厚生労働省「母子保健情報の電子化について

従来の母子手帳と同じ情報をデジタルで管理でき、必要な場面ですぐに確認ができるのが特徴。マイナポータルとも連携しているため、医療機関との情報連携がスムーズです。

デジタル化のメリットとは

母子手帳をデジタル化するメリットは、下記の通りです。

  • 情報管理の簡潔化
  • 紛失/破損のリスク低減
  • 情報の即時共有
  • リマインダー機能
  • 紙と併用可能

デジタル母子手帳の最大のメリットは、情報の管理が簡単なこと。クラウド上にデータが保存されるため、紛失や破損の心配がありません。

また、予防接種や健診のリマインダー機能が搭載されており、忘れがちな予定をしっかりサポートしてくれます。紙と電子、両方をうまく活用し、赤ちゃんの成長記録を残していきましょう♪

母子手帳に関するよくある質問

母子手帳に関して、よくある質問をまとめました。

母子手帳は結婚していなくてももらえますか?

母子手帳は、結婚していない方でももらうことができます。母子手帳は妊娠が確認された全ての女性に対して交付されるもので、婚姻の有無は関係ありません。赤ちゃんの健康管理を目的としているので、妊娠していれば誰でも取得できます。

母子手帳を発行する際には何が必要ですか?

母子手帳を発行する際には、妊娠が確認されたことを証明する医療機関からの診断書や妊娠届出書、身分証明書などが必要です。
発行する際の必要な書類を参考にしてください。

母子手帳は絶対に発行しないといけないものですか?

母子手帳の発行は義務付けられていないため、必ず発行しなければいけないことはありませんが、妊娠や出産における母子の健康管理に非常に役立つため、ほとんどの方が取得しています。

妊婦健診の記録や赤ちゃんの予防接種スケジュールなどが記載され、医療機関で適切な対応を受けるためにも大切なツールです。

母子手帳の受け取りや申請はパパでも可能ですか?

母子手帳の申請や受け取りは、代理人でも行うことができます。本人以外が申請に行く場合は、妊娠届出書や代理人の身分証明書などが必要になることがあります。​自治体によって必要な書類が異なるので事前に確認しましょう。

母子手帳はママと赤ちゃんの成長期を記録する大切なメモリー!

母子手帳は妊娠~出産までのママの健康状態や妊娠中の健診結果、赤ちゃんの成長過程を残せる大切なツールです。記録された情報は医療機関での診療や育児の際にも役立つとともに、ママと赤ちゃんの成長を見守る大切なメモリーに。
アプリと連動させて、母子の成長を見える化してみましょう♪

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