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【忙しいママ必見】赤ちゃんを待たせない!粉ミルクの作り置きとは?時短法や作り置き方法を紹介

【忙しいママ必見】赤ちゃんを待たせない!粉ミルクの作り置きとは?時短法や作り置き方法を紹介

目次

忙しいママにとって、授乳時間の短縮は大きなテーマ。特に夜中の授乳や外出先での授乳時は、早く簡単に粉ミルクを作りたいものです。本記事では【助産師監修】のもと、以下の内容を分かりやすく解説しています。

赤ちゃんを待たせずに素早く美味しい粉ミルクが用意できれば、育児が楽になります。ぜひ参考にしてください♪

この記事でわかること
粉ミルクの基本的な作り方とコツ
時短ポイント
目からウロコ!作り置きの方法とは?

【助産師】代田佳恵

記事の監修者:代田 佳恵(しろたよしえ)
【実績】
延べ2万人以上の親子をサポート
渋谷区を中心に活動している出張専門の助産師。
妊娠から卒乳までのサポートを提供し、お宅に伺って母乳相談、産後ケア、育児相談など行っています。
産前産後ヨガ、ベビーマッサージクラスなども開催してます。

粉ミルクの基本的な作り方

粉ミルクを正しく作ることは、赤ちゃんの健康を守るために大切なことです。必要な道具や作り方、ダマにならないコツを紹介します。

赤ちゃんの健康状態や成長に応じて必要な量が変わるため、必要に応じて医師や専門家のアドバイスを受けましょう。

粉ミルクの適切な量とは

粉ミルクを正しく作るには、正確な量と適切な水の温度が大切です。粉ミルクは製品ごとに推奨される量が異なるため、必ずパッケージに記載されている指示に従って作りましょう。

過剰な粉ミルクは消化不良を引き起こす可能性があり、逆に少なすぎると栄養不足になるので正確に計量を

湯冷ましはなぜ必要なのか?

湯冷ましとは、一度沸騰させた水を適温まで冷ましたもののことです。

また、70度以上のお湯を使用することで、クロノバクター・サカザキ菌※の感染リスクを大幅に減少することがわかっています。

※クロノバクター・サカザキ菌は自然界に存在しており、健康な人には健康被害が起きることはありませんが、免疫力が弱い乳幼児などは敗血症や壊死性腸炎を発症する可能性があります。

感染のリスクが最も高い乳児には、無菌状態の液状乳児用ミルクが推奨されるが、 無菌状態の液状乳児用ミルクが入手できない場合は、PIFを70°C以上の温度の湯で調乳することで、 リスクを大幅に減少させることができる。

引用元:世界保健機関/国連食糧農業機関共同作成「要旨」より

必要な道具と消毒方法

粉ミルクを作る際に必要な道具は下記6つ。

  • 哺乳瓶
  • 専用の乳首
  • ミルクスプーン
  • 計量カップ
  • 電子レンジ対応の耐熱容器
  • ポット

赤ちゃんの口に直接触れる哺乳瓶と乳首は、徹底的な消毒が必要。消毒する時は以下のポイントに気を付けましょう。

・専用のブラシで洗い流し、残留物が全くない状態
・洗浄後、電子レンジなどで数分間加熱

他にも、専用の消毒液に哺乳瓶と乳首を一定時間つけるだけで洗浄ができる、便利な方法もあります。

日々の消毒作業は手間かもしれませんが、赤ちゃんの健やかな成長のために欠かせないステップ。慣れてコツをつかめば、スムーズに作れるようになります。

赤ちゃんに最適な哺乳瓶とは?

哺乳瓶は様々な素材で作られており、各素材にはそれぞれの利点と欠点があります。使いやすさや快適さなど、赤ちゃんに合うものを選びましょう。

素材利点欠点
プラスチック軽くて割れにくい長期間の使用で傷がつきやすい
ガラス清潔で長持ちする割れやすい
ステンレス非常に耐久性が高く、温度を保つ機能がある他の素材に比べると重い

【初めてのママパパ向け】正しい作り方のステップ

正しい粉ミルクの作り方は、下記のステップを参考にしてください。

  • 粉ミルクを計り哺乳瓶に入れる
  • 作る量の半分程度のお湯を入れる
  • 哺乳瓶を振ってミルクを溶かす
  • 残りのお湯を追加する
  • ミルクを冷ます
  • 温度確認

ダマにならないためのコツ

先にお湯を哺乳瓶に入れてから、粉ミルクを徐々に加えるとダマになりにくいです。このとき粉ミルクを一気に入れるのではなく、少しずつ加えることがポイント!もしダマができてしまっても、専用のミルク泡立て器を使って取り除くことができます。

粉ミルクはしっかり溶かし、赤ちゃんに飲みやすいミルクをあげてください♪

【あっという間!】時短につながる粉ミルクの作り方

忙しいママやパパに紹介したいのが、時短につながる調乳方法。毎日の調乳の時間が短縮できると、ミルク育児がぐっとラクになりますよ。

・ウォーターサーバーで時短!
・70℃以上で保温できる調乳ポットを使う
・粉ミルクを小分けにしておく
・計量不要の粉ミルクや液体ミルクを活用する

ポイントとしては、準備する手間を最小限に抑えること
ウォーターサーバーはいつでもすぐに適温のお湯が出る点はもちろん、導入コストが手軽なのも魅力ですね♪

【助産師】代田佳恵

▼助産師アドバイス
液体ミルクは常温保存できますが、真夏の季節は保存に気を付けましょう♪

粉ミルクの作り置き方法と注意点

粉ミルクの作り置きは、忙しいママにはとても助かる方法です。ただし注意点もあるので、下記を確認してくださいね。

粉ミルクを作ったら、すぐに冷水や流水で冷やすことが大切。温度が高いままだと衛生状態が悪くなってしまいます。冷蔵庫に保存する場合はドアポケットではなく庫内の奥に保存できるといいですね!

ミルクの保存期間は、24時間以内が基本です。作りすぎに注意しましょう。

【助産師】代田佳恵

▼助産師アドバイス
冷蔵庫で保存する際は、5℃以下の温度で保存することが望ましいですよ♪

粉ミルクの作り置きのメリットとデメリット

粉ミルクの作り置きメリットは、「時短」です。さらに作り置きは、家族やベビーシッターさんにとっても便利。あらかじめ作っておけば、他の人が赤ちゃんのお世話をする時も、安心してミルクをあげることができます。

一方で、作り置きにはいくつかのデメリットも。

  • 衛生面
  • ミルクの品質変化

粉ミルクの作り置きはとても便利な方法ですが、衛生管理や保存方法には十分に注意を。

授乳時間を短縮するための工夫

授乳時間を短縮する工夫がこちら。これらの方法に加えて赤ちゃんの授乳リズムを知っておくと、スムーズな授乳につながります。

工夫詳細
事前準備哺乳瓶や調乳器具を事前に消毒・乾燥し、粉ミルクを計量して専用のミルクケースに分けておく。
適温のお湯の準備ウォーターサーバーや調乳ポットを利用して、常に適温のお湯を用意。
粉ミルクの作り置き作り置きしたミルクを冷蔵庫(5℃以下)に保存し、授乳前に温める。
計量不要の粉ミルク製品スティックタイプや液体タイプがある。
家族の協力家族やパートナーと交代で授乳を担当し、負担を軽減。

粉ミルクの作り置きの保存方法と注意点を解説

ミルクを作った後はすぐ5℃以下にし、飲ませる直前まで温度が変わらないことが必要です。家庭用の冷蔵庫は温度が変化しやすいので、作った後はできるだけ早く使うことがおすすめ!冷蔵庫で保存したミルクは、人肌に湯せんして授乳しましょう。

また、一度赤ちゃんが口にしたものは、30分以内に破棄しましょう

1.授乳されなかった粉ミルクは全て調乳後2時間以内に廃棄する(冷蔵状態のものは除く)。
2. 調乳後の粉ミルクは冷蔵庫(5°C以下)で24時間まで保存できる。
3. 残った粉ミルクは全て廃棄する。
4. 継続授乳あるいはボーラス投与(鼻腔栄養又は経管栄養)による授乳は、室温で 2 時間以内とすることが望ましい。
5. 継続授乳あるいはボーラス投与による授乳中は粉ミルクを温めてはいけない。

引用元:世界保健機関/国連食糧農業機関共同作成「保存及び授乳時間」より

【助産師】代田佳恵

▼助産師アドバイス
電子レンジでの温めは、絶対にしないでください。

粉ミルクに関するよくある質問

粉ミルクに関するよくある質問をピックアップしました。記事を読んでも解消できなかった疑問は、ここで解決しましょう。

粉ミルクの適切な温度はどれくらいですか?

粉ミルクを作る際の適切な温度は、70度以上。赤ちゃんが飲みやすい温度としては、おおよそ37℃前後です。この温度は母乳の温度に近く、赤ちゃんが飲みやすいとされています。

温度を測る際は哺乳瓶にミルクを入れた後、手の内側に数滴垂らして温かさを確認する方法が一般的です。

粉ミルクの保存方法はありますか?

粉ミルクの缶や袋を開封したら、直射日光や高温多湿を避けて保存を。粉ミルクが未開封の状態であっても、保存期限が過ぎた粉ミルクは使用しない方が良いでしょう。

粉ミルクの保存方法を確認し、適切な管理をすることが大切です。

ミルクを作る水は水道水でもいいの?

水道水には微生物や不純物が含まれている可能性がありますので、必ず一度沸騰させてから使用してください。赤ちゃんが飲むミルクの適温は約37度前後なので、その温度まで冷まします。

また水道水の質は地域によって異なり、特に古い建物は水道管も古いことが多いのでより注意が必要です。水道水の品質に不安がある場合は、浄水器を使用するか市販の軟水を利用しましょう。

忙しいママに大活躍の粉ミルク!適切な使い方で赤ちゃんも喜ぶ

母親がいなくても授乳ができ、授乳場所を気にすることも少なくて便利な粉ミルク。
作り置きや時短方法を取り入れて、ミルク育児を少しでも楽にしましょう♪

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