「赤ちゃんは飛行機に乗れるの?」
「泣いてしまったらどうしよう…」
赤ちゃんとの飛行機移動。不安を感じるママやパパは多いですよね。
本記事では助産師監修のもと、赤ちゃん連れの飛行機移動に役立つ情報をお届けします。準備やポイントを押さえて、フライトを楽しみましょう!
この記事で分かること
・赤ちゃんの飛行機利用条件と注意点
・フライト準備と持ち物リスト
・機内での過ごし方のコツ

記事の監修者:代田 佳恵(しろたよしえ)
【実績】
延べ2万人以上の親子をサポート
渋谷区を中心に活動している出張専門の助産師。
妊娠から卒乳までのサポートを提供し、お宅に伺って母乳相談、産後ケア、育児相談など行っています。
産前産後ヨガ、ベビーマッサージクラスなども開催してます。
赤ちゃんの飛行機利用条件と便利アイテム
赤ちゃんと飛行機に乗る際は、月齢に応じた注意点を知っておくことが大切です。赤ちゃんにとって快適な移動にするために、航空会社ごとの規定やサービス内容を事前に確認しておきましょう。
しっかり準備を整えて、安心してフライトを楽しんでください!
赤ちゃんはいつから飛行機に乗れるの?
赤ちゃんは生後8日目から飛行機に乗ることができますが、新生児期は免疫力がまだ十分ではありません。安心して移動するため、事前に医師に相談して計画を立てましょう。
小まめな水分補給を心がけ、毛布やブランケットで体温調節してくださいね。
航空会社の規定と赤ちゃん向けサービス
国内線では多くの航空会社で、2歳未満の赤ちゃんが大人の膝の上に乗る場合、運賃が無料です。
サービス内容や手荷物のルールは、航空会社によって少しずつ違いがありますので、参考にしてくださいね。
航空会社 | 運賃規定 | ベビーベッド | 手荷物 | 特長 |
---|---|---|---|---|
ANA(全日空) | 2歳未満は膝の上で無料、座席使用時は小児運賃(大人の50%) | 事前予約が必要 | 赤ちゃん用1点無料 | サポートが充実しており、機内でおむつ交換台やミルクの準備が可能 |
JAL(日本航空) | 2歳未満は膝の上で無料、座席使用時は小児運賃(大人の50%) | 事前予約が必要 | 赤ちゃん用1点無料 | 家族向けサービスが充実、座席リクエスト可能 |
Peach | 2歳未満は膝の上で無料、座席使用時は小児運賃(大人の50%) | 提供なし | 赤ちゃん用品の持ち込みは有料 | LCCのためサービスは簡易的 |
Jetstar | 2歳未満は膝の上で無料、座席使用時は小児運賃(大人の50%) | 提供なし | 赤ちゃん用品1点無料 | LCCのためサービスは簡易的 |
スカイマーク | 2歳未満は膝の上で無料、座席使用時は小児運賃(大人の50%) | 提供なし | 赤ちゃん用品1点無料 | 必要最低限のサービス、路線によって対応が異なる場合あり |
赤ちゃんとの飛行機移動に便利なアイテム一覧
赤ちゃんとの飛行機移動をスムーズにするためには、快適に過ごせるアイテムが欠かせません。
ここでは、移動中のトラブルを最小限に抑えるための必須アイテムや便利グッズをご紹介します!
①必需品
- おむつ(多めに準備)
- おしりふき(持ち運びやすいサイズ)
- 着替え(2~3セット)大人用予備もあると安心
- ミルクの場合は哺乳瓶、粉ミルク、液体ミルクなど
- 授乳ケープ(薄手のおくるみでも代用できます)
- よだれかけやタオル(飲み物をこぼした時やよだれ対策に)
②安心アイテム
- おしゃぶり(耳抜きや落ち着かせるのに便利)
- お気に入りのおもちゃ(普段遊んでいるものを用意)
③衛生アイテム
- 除菌シート(手指や物の消毒に)
- ビニール袋(汚れた衣類やおむつの収納に便利)
- 携帯用洗剤(旅先などで汚れた衣類を洗う場合)
④便利アイテム
- 抱っこひも(移動中や機内で両手が空き便利)
- 折りたたみ式ベビーカー(空港内の移動に便利。航空会社で無料預け可能)
移動にはベビーカー、機内は抱っこ紐やスリングで過ごされるといいでしょう。泣いてしまった時も、すぐに立ち上がることができて便利です。
⑤バシネットの予約
バシネットとは、飛行機内で利用できる赤ちゃん用の簡易ベッドです。
対象: 体重9kg〜10.5kgまで、2歳未満の赤ちゃんですが、使える路線やそれぞれの航空会社によって体重制限など違いがありますので、事前に確認しましょう。数も限りがあるので早めに申し込むといいですね。
動き回るようになったお子さんなどは座席の後ろの方でトイレに近い方が過ごしやすいかもしれません。これらのアイテムは里帰り出産の準備にも役立ちます。
里帰り出産の持ち物リストはこちらから
ママがリラックスして過ごすための3つのポイント
赤ちゃんとの機内時間を快適にするには、事前の準備と柔軟な対応がポイント。
耳抜きの対策や授乳・おむつ替えの工夫、泣いてしまったときの対応策を知っておくと安心です。それぞれのコツを具体的に見ていきましょう!
離着陸時は耳抜きを!
離着陸時の気圧変化で耳が痛くなると、赤ちゃんはぐずりやすくなります。授乳や哺乳瓶でミルクを飲ませたり、おしゃぶりを使用したりすると、耳抜きがスムーズに行えます。
また、赤ちゃんが泣くことも、自然と耳抜きができる方法の1つ。無理に泣き止ませようとせず、赤ちゃんのペースに合わせて優しく対応できるといいですね。
授乳とおむつ替えは準備でスムーズに
フライト中、授乳やおむつ替えがスムーズにできると、赤ちゃんが快適に過ごせます。
授乳ケープを機内用の手荷物に用意しておきましょう。できれば授乳ケープを使っての授乳を試しておいた方が慌てなくていいですね。
また、だいたいの飛行機は、1~2か所おむつ交換台付きの化粧室があります。場所を事前に確認しておきましょう。
泣いてしまった場合の対処法を紹介!
機内で赤ちゃんが泣いてしまった場合も、慌てずに対処できるよう準備をしておくと安心です。
抱っこして優しく揺らしたり、お気に入りのおもちゃや歌で気を引いたりするのが効果的。これらは赤ちゃんを安心させる切り札として、常に準備しておきましょう。抱っこ紐はスムーズに着脱できるように練習を。
どうしても泣き止まないときは、客室乗務員に相談するのも1つの方法。経験豊富な乗務員のアドバイスやサポートが受けられます。
赤ちゃんと初の飛行機移動は事前準備が重要!
赤ちゃんとの飛行機移動は、事前の準備次第で楽しい思い出が作れます。赤ちゃんの睡眠やミルクの時間帯がだいたい決まって来たら、フライトの時間を合わせることで、授乳、睡眠とスムーズに移動できます。
どうしても赤ちゃんの荷物が多くなりがちですが、必要最小限にして移動しやすくしておきましょう。持ち物の準備や耳抜き対策など、本記事で紹介したポイントを押さえておくと移動中の不安を軽減できますよ。
親子で安心してフライトを楽しんでくださいね♪